絵画やハンドメイド作品など、趣味で作り上げたものを、少しでも多くの人に見てほしいと思うのは、自然なことです。それは、個人だけではなく、同じ趣味を持つ人達が集まる、大学や地域のサークル内で作ったものも同様です。インターネット環境が広く普及した今では、作品を写真に撮り、その写真をSNSにアップロードすることで、その場にいない人にも作品を見てもらえるようになっています。感想をもらうことも可能です。
しかし、どんなにカメラの性能が上がり、綺麗な写真を撮れるようになっていても、長い時間をかけ、全力を尽くして作り上げたものは、やはり直接見てもらいたいものです。そんな理由から、展示会を開催しようと考える方もいるかもしれません。準備に時間とお金がかかる方法ですが、逆に言えば、それをクリアすれば、展示会を開くことは誰にでもできます。
さて、時間と費用の問題はクリアしているとしましょう。すると、一般的には、以下の流れで開催準備を進めます。
展示する作品や作品数によって、会場の広さが変わります。展示会を開く最初の準備として、現在制作中のものも含めて、どれくらいの点数になるかを、あらかじめ計算しておきます。最終的な展示作品の数が決まったら、会場を選び始めます。
作品がすべて並べられる広さの会場を選ぶのはもちろんですが、できるだけアクセスの良い会場を選ぶことで、興味を持った人が足を運びやすくなります。
たとえば、大阪の会議室である難波御堂筋ホールは、地下鉄御堂筋線なんば駅13号出口から、直結徒歩1分というアクセスの良さが魅力です。借りられる部屋は、収容人数12人から500人までと、幅広く用意されています。どの部屋にも無料オプションでテーブルやイスがついているので、自分達で展示台を用意する必要がありません。実際に展示会を開催した事例が公式ホームページに載っていますので、参考までにご覧ください。
この他には、公共施設の1室も、比較的安く借りることができる展示室候補です。
展示会の開催を周知するための方法としては、
・ポスター
・フライヤー
・SNS
・ブログ
・サークルホームページ
などが挙げられます。大量の枚数を用意する必要があるフライヤーは、印刷業者に依頼すると、手間をかけずに安く印刷することができます。いずれの宣伝方法を用いるにしても、見た人の興味を引くようなデザインを考えることが、集客にはもっとも重要です。
借りる会場によって、展示会開催日以前に入室できるのか、当日にすべての準備を済ませるのか、異なります。前日に準備ができない場合、準備にかかる時間によっては、展示会前日も会場を借りておくなどの工夫が必要です。これは、片付けを行う時も同様です。
また、作品の搬入・搬出に関しては、自分達で作品を運ぶのか、指定の搬入業者があるのかなどを確認しておきましょう。
展示会の開催は、時間・費用・手間がかかります。だからこそ、面識のない人が自分達の作品に興味を持って、来場してくれたならば、喜びはひとしおです。サークルの仲間達と相談して、展示会を開くことを考えてみてはいかがでしょうか。