近年は18歳になると、女性には成人式に向けた振袖の案内が届きます。美しい振袖を着た若いモデルが沢山載っているカタログを見ると、掲載されている振袖は、購入してもよいし、レンタルしてもよいことに気付きます。
カタログの説明をよく読むと、もちろん購入すると高いのですが、レンタルしても常識的に考える程安くないのが分かります。そこで顧客としては、買ったほうが得か、借りたほうが得かと悩むことになるのです。
こうした着物レンタルの会社では、成人式に向けて、様々な特典を設けています。
例えば指定の写真館に行けば、メイクや着付けが無料になったり、振袖を購入すれば、今後卒業式などで使う袴は無料でレンタルできるなどのサービスです。
着物が好きな人にとっては、今後の利用回数を予想して、振袖を購入する人も少なくありません。しかしレンタルのメリットも見逃せません。
周知の通り着物は、着なければタンスの肥やしになる可能性が大です。
またクリーニング代もバカにならないし、何年も経つうちに、流行遅れになるかもしれません。そのため着物を必要な時だけ着たい人にとっては、借りるほうが断然得だということになります。
結婚式などでも、多くの人が式場で借りた留袖を着るのは、使用回数が限られている留袖は自前である必要がないと考えている証拠なのです。