カメラの選び方

マニュアルカメラを選ぶ際、大きく分けて、二つの選択肢があります。
それは、撮像素子がAPS-Cかフルサイズかです。

APS-Cはフルサイズに比べ、撮像素子が狭い分、安価で購入できます。また、それに合うレンズも比較的、安価です。各メーカの入門機や中級機で採用されています。
一方、フルサイズは、ハイアマチュアやプロが使用する仕様です。APS-Cに比べ、撮像素子が広く、それにより、解析度が高く、ボケ味が格段に高い写真が撮れます。当然、APS-C機に比べ、本体価格が高く、それに対応するレンズも高価になります。APS-C機でフルサイズ機のレンズを使用する分には、撮影に問題はありません。
しかし。フルサイズ機でAPS-C機にしか対応していないレンズを使用すると、出来上がった写真の周囲が影になってしまいます。

よって、これから写真を趣味にしようとするビギナーは、先ず、本体はAPS-C機を購入し、被写体に応じて、APS-C機対応、フルサイズ対応のレンズを少しずつ買い揃え、撮影技術が向上し、APS-C機では満足できなくなった際に、フルサイズ機を購入するという手順を踏むことをお勧めします。
注意すべきは、最初に購入したAPS-C機と同じメーカーのフルサイズ機を購入するようにすべきことです。レンズの互換性の問題からです。ニコンとキャノンが二強となります。この二つのメーカーからお選びすることをお勧めします。