HushHush

カメラと写真|HushHush 写真の魅力!

写真の魅力と一口に言いましても、そう簡単に表すことができる言葉はないと言えますが、強いて挙げるとすれば「思い出」と言う表現が一番適切ではないかと感じます。

ビデオカメラでの記録録画が一般的になった現在、感動の連続を記録するものが映像だとすれば、感動の一瞬を切り取り、記録すものが写真と言えるように感じます。
ある意味、映像はその時の音で繋がっていると言っても過言ではなく、ライブ感はそのまま残るため、時間が経過しても、妙に生々しく感じられるのが特徴と言えます。
逆に写真には音は記録されないため、自身の記憶が、その撮影時の思い出となります。
例えば、偶然に出くわして、撮れた沈む夕日の風景写真も、偶然の中に、たまたま、そこに居たという自分を思い出させてくれるものでしょうし、或いは、絶対に狙うんだと言う信念の元、毎年のように、同じ季節の同じ時間に同じ場所に通い続けて、ようやく撮れた会心のものは、それまでの、苦労の全てを思い出させてくれるに相違ありません。

写真そのものは、何も語らないものであることは確かな事実ですが、それが撮れるに至ったプロセスを大きな思い出として、撮影者に残してくれるものと思いますし、また、故人が撮ってくれたものは、その個人の撮影対象に対する愛情や思い入れが、見るものに伝わってくるものとも感じます。